1991年に設立され日本で初めて本格的なインタラクティブ・コンピュータ音楽を取り扱い、世界的に高い評価を受けてきた国立音楽大学「音楽デザイン学科」の流れを、音楽文化デザイン学科コンピュータ音楽系は受け継いでいます。
本大学で学ぶコンピュータ音楽とは、単なる既存の音楽スタイルの電子化ではなく、コンピュータなどのテクノロジーを用いた新しい芸術表現の模索です。そしてその成果を創作や研究、ひいては広く音楽文化に応用してゆくことが目標です。
市販のコンピュータ音楽ソフトウェアの習得にとどまらず、Max/MSPなどを用いて自らプログラミングを行えるようになることで、現在の支配的な音楽観から離れた独自のアイデアや可能性を追求します。
ほぼ全ての学生は、作曲理論やアナリーゼ、音響、録音、PAエンジニアリングなどをコンピュータ系の授業と合わせて学びます。習得した様々な技能を主に作品の創作を通して統合し、その過程で音に対する普遍的な美意識を洗練させてゆきます。
あくまで音や音楽を軸としながら、学生個々の興味によって映像やパフォーマンス、インタラクティブメディアなども取り入れ、さらに表現領域を広げることも試みます。加えて、創作物を発表するための環境を構築運営することまで含めた、総合的な技能と視座を獲得します。
学外にて年に2回開催しているコンサート「Sonic Interaction」では、作品の出品のみならず、コンサートの企画製作、設営、PA、ステージ転換、照明、マネージメント、チラシ制作や広報などにわたるまで、すべてを学生たちの手で実現させます。発表の場は同時に、それをサポートするための協業経験を積む機会でもあるのです。






